知っていても何の役にも立たないエロにまつわる無駄な知識を取り上げる連載「つい誰かに教えたくなるエッチな雑学タイム」へようこそ。第5回は、避妊の歴史前編をお送りします。まだコンドームがなかった時代、人類の避妊方法はどのようなものだったのか。嘘のようで本当の話を赤裸々にご紹介します。
人類と避妊方法の歴史
オリンピックの選手村でも無料配布されるコンドーム。
性感染症予防と避妊目的として、いまではコンビニなど手軽に入手できるコンドーム。しかし、現在のようなゴム形状のものが登場したのは日本が江戸時代のときのこと。
それまでは、あらゆるものがコンドーム代用品として使われていたようです。そのなかには耳を疑いたくなるような避妊方法がいくつもあったのだとか。
コンドーム代用品は○○の一部!?
世界で初めてゴム製のコンドームができたのは江戸時代のこと。また、国産コンドームの第1号は明治時代に入ってからです。それまではどのような方法で避妊していたのでしょうか。避妊の歴史を辿ってみると、人類の進歩の凄さが分かるかもしれません。
ワニの糞で子宮頸部を遮断
この事実を知ったあなたは、言葉を失うことでしょう。
紀元前1850年まで遡ります。エジプトの女性たちは、ワニの糞で子宮頸部を遮断してセックスをしていたとか。抗菌特性があるハチミツをワニの糞に混ぜることを忘れずに。
この方法にどれくらいの効果があるのかは分かりません。しかし、発見された文書によるとかなり人気があったよう。性病の前に違う感染症にかかりそうですが…。
ヤギの膀胱がコンドーム代わり
昔の人はなんとも突拍子のないことを考え付くもの。
紀元前700年頃になると、古代ローマ人がコンドーム代用品として使っていたのが、ヤギや羊などの膀胱。どのようなロジックで膀胱に行きついたのか気になります。
とはいえ、古代ローマ人は「女性たちを保護」し、性感染症の予防としてこの方法を考案したのだとか。中世期で違う方法が考えられるまで主流の避妊具だったとのこと。
カメの甲羅
何よりも柔軟性に欠けたのが日本で考案されたコンドームです。
カメの甲羅で作った硬いコンドームをペニスに付けて…という何とも痛々しいもの。嘘のようですが、13世紀の日本では実際に使われていた避妊方法なのだとか。
すき間はなさそうなので女性の子宮に精子が入るのは防げるかもしれません。とはいえ、もう少し柔軟な発想で考えても良かったのでは?というのが正直な感想です。
動物の腸
ないないないない!絶対にあり得ない!
たしかに性的には気味の悪いものかもしれませんが、動物の腸は現代のコンドームの前身となっています。実際にルネッサンス時代のヨーロッパで使われていました。
この方法の背後にある論理は、コンドーム誕生に大きく関係しています。いまではあり得ない避妊方法ですが、こうした苦労が人類を進化させたのかもしれません。
まとめ
「いまの時代に生まれてきて良かった…」
避妊の歴史を探ってみての正直な感想ではないでしょうか。全世界に普及しているコンドームですが、日本の未使用率は3位とお世辞にも誇れる数字ではありません。
自分だけでなく、相手の健康を守るためにもしっかりとコンドームを装着してくださいね。世界に誇れる国産のコンドームを使って、セックスライフを楽しみましょう。
※提供している雑学には諸説ある場合があります。ご了承ください。