知っていても何の役にも立たないエロにまつわる無駄な知識を取り上げる連載「つい誰かに教えたくなるエッチな雑学タイム」へようこそ。第7回は、避妊の歴史後編をお送りします。過去2回の雑学では、古代人があらゆる方法で避妊をしていたことが明らかになりました。今回も現代では考えられない避妊の歴史をご紹介します。
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【前編】人類と避妊の歴史を探る!コンドーム代用の避妊具は○○だった
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【中編】人類と避妊の歴史を探る!妊娠を防ぐための驚くべき方法とは
失敗を重ねて人は成長する
昔からの言い伝えで守ってきたものが、実はあまり効果のないものだったということは少なくありません。避妊の歴史でも人類が信じてきた方法が間違っていたなんてことはよくある話。人類はどのような失敗を重ねて現代につなげてきたのでしょうか。
セックスしたら水銀を飲む
信じていた方法がまったくの無意味だったことってありますよね。
よく考えれば分かることですが、医療分野ともなると判断も難しいところ…。古代中国では、セックスした後に水銀を飲めば妊娠が防げると信じられていたようです。
また、便秘や梅毒、寄生虫など、どんな症状であれ、水銀を飲めといわれた時代が何百年も続きました。身体に悪いことぐらい一瞬で分かりそうなものですが…。
スクワットとくしゃみ
スクワットは膣の引き締めに効果的とされています。
しかし、子宮に入った精子を押し出すためのスクワットは有効的とはいえません。この方法は実際に古代ローマの婦人科医であるソラノスが推奨していたそうです。
パートナーが射精していると思ったときに女性が息を止め、セックス後に立ち上がってスクワットとくしゃみを繰り返す…。どのような根拠があったのか気になります。
シルクペーパーコンドーム
12世紀頃の中国では、「陰茎亀頭コンドーム」を使用していました。
絹織物や紙の製造技術を生かしたシルクペーパーコンドームで、それを潤滑効果と殺精子目的で油に浸したといいます。昔の避妊方法としてはまともな分類かも…。
基本的にはペニスの尖端に覆うことで精子をキャッチし、子宮内への侵入を防いだのだそうです。また、子宮頸管キャップのような機能も果たしていたといいます。
麻製のコンドーム
避妊方法で歴史的な一歩を踏み出したのが14世紀後半。
イタリア人の解剖学者であるガブリエレ・ファロッピオが、人類で初めてコンドームを説明したとされています。彼は初めて卵管を説明したことでも知られています。
当時ヨーロッパで蔓延していた梅毒を防ぐために考え出したのが、麻製のコンドーム。それをペニスの尖端に装着し、根元の部分をリボンで結ぶというものでした。
まとめ
「失敗は成功のもと」とはよくいったものです。
誰だって失敗は嫌ですが、ゼロからイチを生み出すには相当な苦難を乗り越える必要があります。避妊に関しても、人類は失敗から多くのことを学んできました。
正しい避妊方法を身につければ、パートナーとの関係はより良好なものになるはずです。お互いに思いやりを持ちながら、セックスライフを楽しく過ごしましょう。
※提供している雑学には諸説ある場合があります。ご了承ください。