知っていても何の役にも立たないエロにまつわる無駄な知識を取り上げる連載「つい誰かに教えたくなるエッチな雑学タイム」へようこそ。第8回は、セックスに必需品であるコンドームの歴史をお送りします。第1弾となる今回は、いつからコンドームはあったのか、そもそもどのような目的で作られたのかについてご紹介します。
コンドームの歴史
普段のセックスでコンドームを使っていますか?「生派だから」「相手がピルを飲んでいるから」といった理由で正しく使えていない人も多いかもしれません。お互いの心と体を守るためにも、コンドームについて楽しく勉強していきましょう。
コンドームの起源
早速ですが、コンドームはいつ頃から使われていたか知っていますか?
カップルや夫婦、それ以外の関係でも欠かせない避妊具。そんなコンドームの歴史は紀元前3000年まで遡ります。その舞台となるのは、初期エジプト王朝。
ピラミッドが建設されるこの時代では、動物の腸や膀胱などを利用していたのだとか。さらには、魚の浮き袋を利用して作られたコンドームの存在も明らかになっています。
コンドームは高級品!?
当時使われていたコンドームは、庶民向けではありませんでした。
いまでこそ薬局やコンビニなど手軽に入手できるようになりましたが、古代エジプトにおけるコンドームは貴族向けのものであり、ある意味では高級品だったのかも…。
まだまだ医学も発展途上の段階で、セックスや避妊の概念も乏しかった時代なので、一般庶民には遠い存在…というよりもその存在すら知られていなかった可能性もあります。
コンドームの目的は○○だった
現在、コンドームの利用目的として、ほとんどの人が「避妊」と答えるのではないでしょうか。もちろん、性病の感染を防ぐといった医学的な目的もあります。しかし、古代エジプトにおけるコンドームの存在意義は、そのどちらでもありませんでした。
害虫からの保護
貴族のみが使うことの許されていた当時のコンドーム。
その利用目的は、意外にもペニスを虫刺されから守るものだったと伝えられています。西暦100年~200年頃に描かれたフランスの壁画にも、それらしき絵があるそうです。
また、16世紀中頃に活躍したイタリアの解剖学者ガブリエル・フォロピオも、自身の著書で「リネンで作った亀頭覆いを梅毒の予防に用いた」と記しています。
身分を誇示するためのもの
庶民ではなく、貴族のみが使っていたもうひとつの理由。
それが、自己の身分や地位の証としてコンドームが使われていたから。第4回の雑学でもご紹介したように、古代人にとってペニスの大きさは重要だったのでしょう。
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ペニスを強調することで男の強さを誇示していたのかもしれません。現在でもアフリカのとある部族では、ペニスを大きく見せるためのコテカを使うようです。
まとめ
コンドームは紀元前の古代エジプトには存在していました。
しかし、いまのような避妊目的ではなく、害虫からペニスを守るためだったり、身分や地位を誇示するために大きく見せていたりといった説が考えられています。
人類はここまで数多くの失敗を繰り返していまがあります。無意味にペニスの大きさを相手にアピールするのではなく、相手を思いやるセックスを心掛けましょう。
※提供している雑学には諸説ある場合があります。ご了承ください。